【レビュー】ENDER LILIES: Quietus of the Knights(エンダーリリィズ) — 静謐で残酷なダークファンタジー・メトロイドヴァニア【Switch】

こんにちは!ぐっしー(@Gussie_Games)です

今回紹介するのは『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』です
白い衣をまとった少女リリィと、彼女を守る亡霊の騎士たち。
本作は、美しいビジュアルと物悲しい音楽に包まれた2Dダークファンタジー・メトロイドヴァニア1です
「死の雨」によって滅んだ王国を旅しながら、失われた真実を探り、世界の浄化を目指していきます。

横スクロール型の探索アクションとなっており難易度は比較的に高めです
このような方におすすめです:

  • メトロイドヴァニア系の探索型アクションが好きな方
  • ダークで幻想的な世界観に浸りたい方
  • 高めの難易度に挑戦するのが好きな方
  • 美しい音楽や演出を重視する方

正直アクションゲームは苦手なのですが頑張ってプレイしたのでぜひ見ていってください


世界観の魅力

舞台は、降り注ぐ「死の雨」によって人も獣も狂ってしまった終末世界。
プレイヤーは巫女リリィとなり、亡霊となった騎士や魔術師を仲間に加えつつ、荒廃した王国を探索します。

静謐せいひつな白と深い闇のコントラスト、そして廃墟はいきょの美しい描写がプレイヤーを惹き込みます。
物語は断片的なテキストやボス戦後の演出で語られ、プレイヤー自身が断片をつなぎ合わせることで全貌を知る構成になっています。

システム解説

仲間システム

リリィは直接戦えませんが、倒した敵の魂を「スピリット」として呼び出すことができます。
剣士、槍兵、魔術師など、仲間の種類は多彩で、最大6体を装備して切り替え可能。
組み合わせ次第で戦い方が大きく変わるため、カスタマイズの楽しさがあります

「遠距離攻撃」「範囲攻撃」「防御」など、プレイヤー好みのスタイルを構築できます。
フィールドの敵によって構成を変えたり、ボスに有効なスキルを考えたり

探索とアクション

  • 二段ジャンプ、ダッシュ、壁蹴りなど、行動が徐々に増えていきます
  • 「メトロイドヴァニア」的探索設計で行けなかったエリアに再挑戦できるようになります
  • マップは入り組んでおり、ショートカットを見つけたときの達成感が大きいです

難易度とボス戦

ボスは強力で、回避やスキルの使い分けが重要。「死んで覚える」型のやりがいある設計ですが、不公平感は少なく、挑戦を重ねるごとに手応えが増します。攻撃パターンは多彩で、ただの強敵ではなく、元は王国の守護者や住人だったという背景があることも印象的です。倒した後、スピリットとして仲間になる点が、戦いの重みと報酬を実感させてくれます。

このゲームを簡単に説明

10点満点中【7点】

幻想的で残酷な世界観:廃墟と静謐な美しさが共存する舞台設定
仲間システムの奥深さ:組み合わせ次第で戦い方が大きく変化
難易度はやや高め:アクション初心者には序盤から厳しく感じる可能性

良かった点

幻想的で残酷な世界観

廃墟と静謐な美しさが共存し、少女リリィの白い衣と暗い背景のコントラストが際立っています。世界観の寂しさと希望が同時に感じられます。

スキルシステムの奥深さ

近接攻撃、遠距離攻撃、範囲攻撃、防御系など、多彩なスピリットを装備でき、自由に戦術を組み立てられる点が魅力です。

ボス戦の魅力

ボスは一撃の重さが大きく、攻撃パターンも多彩
ただの強敵ではなく、ストーリーと結びついた存在(元は王国の守護者や人々)である点が印象的、戦いの重みとご褒美が直結しているから、大きな達成感となっています

倒した後にスピリットとして仲間になるため、スキルなんだろう?と気になります

音楽の素晴らしさ

儚く物悲しい旋律が多く、滅びの世界観を強調しつつも、どこか優しさや祈りのような響きを持っています。環境音とシームレスに融合しており、まるで「その場所で奏でられているかのような自然さ」があります

探索の楽しさ

アクションの成長と共に行動範囲が広がり、再訪時の発見が多いです。

気になった点

難易度はやや高め

アクション初心者には序盤から厳しいと感じるかもしれません。「死んで覚える」要素が強いため、試行錯誤が必要です。しかしセーブポイントは比較的近く設けられており、やり直しやすさはあります。

物語は断片的に語られる

ボスを倒した後のムービーや、フィールドに落ちている手紙などで断片的に語られ、全体像を掴むまでに時間がかかります。

移動がやや遅い

序盤は移動速度に重さがあり、快適性に欠けると感じる場面があります。二段ジャンプができるようになるまでの間、特に不便に思いました。

マップ間の移動はファストトラベル(お馬さん)で移動できます

まとめ

『ENDER LILIES』は、美しい廃墟を旅する「寂しさ」と、仲間を増やしていく「成長」の両方を味わえる作品です。
探索の楽しさ、仲間システムの奥深さ、そして心に残る音楽が融合し、ダークファンタジーの名作と呼ぶにふさわしい出来栄えとなっています。

アクションに自信がある人や、雰囲気重視のメトロイドヴァニアを求めている人には特におすすめです。

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本文注釈

  1. メトロイドヴァニアは、横視点で進行する迷路のようなマップを探索するアクションアドベンチャーゲームのサブジャンルです。任天堂の『メトロイド』シリーズと、コナミの『悪魔城ドラキュラ』シリーズ(海外名:キャッスルヴァニア)という2つのゲームから名付けられた造語で、新しい能力やツールを入手することで今まで行けなかった場所に行けるようになる「能力の開放」や、マップの探索と再探索を繰り返す「非線形な探索」が特徴です。 ↩︎

この記事を書いた人
ぐっしー

2025年8月からブログ開始
Switch /PS5/レトロゲーム/ガジェット
主にレビュー・ガジェット・ゲームニュースを中心に取り上げたいです
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